後遺症が残った分は、なにもしなくても示談の金額に反映されるのでしょうか?

質問

 事故で怪我をし、治療を続けたが症状が残った。後遺症が残った分は当然示談の金額に反映される?

回答

 症状が残った場合には、後遺障害等級の認定を受ける必要があり、認定を受けなければ保険会社との間で後遺障害を反映した示談はできません。

 一般的な用語でいう後遺症と、法律的な意味での後遺障害は少し異なり、事故により一定の労働能力喪失を伴う障害が残った場合に、症状固定時に残った症状を基に自賠責保険会社を通じ損害保険料率算出機構に対し申請手続きを行い、後遺障害等級の認定を受けて初めて保険会社は等級に応じた示談交渉を行います。

 訴訟を起こす場合には裁判所は等級に拘束されるものではなく、認定された等級と異なる結論が出ることもありますが、多くの場合認定された等級は裁判でも重要視されます

怪我・治療の最新記事

初回相談料・着手金無料ですので、お気軽にご相談ください。0120-552-451

最新情報・解決事例