受傷後、数日して、めまいや耳鳴り、倦怠感などの症状が現れることがあります。
目や耳に受傷はしておらず、検査をしても何も問題はない、という診断がなされることがあります。
自律神経失調症と診断がされることもあります。
事故による受傷で頚部の自律神経に障害がでるものを、バレ・リュー症候群といいます。
交感神経と副交感神経という名前を聞いたことがありませんか?
朝起きて、さあ今日も一日がんばるぞ!というときに働くのが交感神経。
夜寝るときに、眠りのモードに入るときに働くのが副交感神経。
我々は、無意識のうちに交感神経と副交感神経が勝手にバランスをとって生活しています。
ところが、バレリュー症候群の場合は、交感神経がずーっと起きたままになっているので、眠りのモードに入れません。
眠れないことにより、身体に様々な症状が出てきます。
これは、ペインクリニックでブロック注射をすることにより、改善されることが多いのです。
むちうちの治療とは別に、ブロック注射をしてくれる医師に診てもらう必要があるのです。
このような症状が出たときは、できるだけ早期に対応してください。
時間が経てばたつほど、本来なら改善したかもしれない症状が改善されないことにもなるのです。
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