皆さんは、後遺障害というと何を想像されますか?
交通事故が原因で残る後遺障害には様々なものがあります。
ですが、「後遺障害」として認定されるには、必ずしも簡単なことではありません。
交通事故の被害者本人は、交通事故に遭ってしまった後、治療を続けても治りきらない障害は
交通事故が原因であることを知っているでしょう。
ですが、本人が「これは交通事故にあった後から残っている痛みなんだ。体が動かないんだ」と主張しても認められるとは限りません。
後遺障害として認定されるには、
①交通事故の受傷態様と②症状の原因が医学的に証明できること③現在の症状
が一つの線としてつながっている必要があります。
単に交通事故にあった、今も障害が残った、だけではダメなのです。
②がないと交通事故との因果関係がない!と相手から賠償を否定されかねません。
ですから、交通事故の初期の段階で必要な治療や検査を受けて、症状の原因をできるだけ明らかにする必要があります。
最初のうちは痛みを我慢していて、数ヶ月経ってから医者に通ったのでは、手遅れということもありえます。
早めに動かなければならないのです。