弁護士がすすめる自動車保険
誰もが交通事故を起こしたいとは思っていないでしょう。
ですが、自動車を運転する限り、どんなに注意をしても、交通事故を引き起こさないとはいえません。
万が一、交通事故を起こしてしまった場合には、被害者に対して十分な損害賠償ができるようにきちんとした自動車保険に加入することは重要です。
しかし、現在の自動車保険は別の視点が非常に大切になっています。
従来は、自動車保険は、万が一、自分が不注意で事故を起こしてしまったら、被害者に賠償するための保険がメインでした。
現在は違います。
生命保険や医療保険、ガン保険に入るのと同じ意味で自動車保険を考える必要があります。
つまり、端的に自分や自分の家族を不慮の事故から守るための保険を考えないと行けなくなったのです。
長引く不況の影響もあり、特に若い人は任意保険未加入の人が増えているようです。
もともと、自動車保険は事故を起こしやすい年代の人の保険料が高額であるため、若い人の保険料は高額なのです。
あなたやあなたの家族が万が一、交通事故の被害者になってしまった。そして、加害者は自動車保険に入っていなかった。
このような場合に、あなたやあなたの家族を守ってくれるのが「人身傷害補償特約」です。
人身傷害補償特約に加入していれば、仮に加害者が自動車保険に加入していなくても、泣き寝入りをする必要はなくなります(ただし、完全に加害者に請求できる金額の保険金が下りるわけではありません)。
もし、あなたやあなたの家族が今後数十年、介護が必要な状況になってしまった場合、介護料だけでも莫大な金額がかかる可能性があります。
職業的な介護は1日1万数千円から2万数千円します。それを毎日ということになれば、億単位のお金が必要となることもあります。
ですから、 人身傷害補償特約には必ず入ること、そして「無制限」のものに入ることをおすすめします。
また、加害者が自動車保険に入っていても、被害者に「過失」がある場合、その過失分の損害は加害者に請求できません。
ですが、被害者が人身傷害補償特約に加入していれば、被害者の過失分は人身傷害補償特約がカバーしてくれます。
つまり、被害者に過失があっても、100%の損害賠償してもらったのと同じことになります。
なお、人身傷害補償特約には、3000万や5000万という金額を限定したものもありますが、必ず「無制限」に入りましょう。
無制限のものに入っても、年間当たりの保険料は数千円しか違いません。
言うまでもないことですが、対人・対物賠償は、当然、「無制限」のものに入りましょう。
それから、「弁護士費用特約」を必ずつけてください。保険料は年間1500円程度の金額です。
万が一の事故の時に、弁護士費用が最大で300万円まで保険から支払われます。
人身傷害保険は、保険会社からすると割の良くない保険であるため、最近は人身傷害保険が使える範囲を狭めようとする傾向にあります。
人身傷害保険に入っていても、「ご契約の自動車に搭乗中のみ補償」という限定が入っている場合は注意です。
歩行中や、他の車に乗っている場合や自転車に乗っている場合は補償されないことになるからです。
必ず、「交通事故の場合は、どんな場合でも補償される人身傷害保険」に入りましょう(バイクは別になりますが)
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