80代・女性・右股関節脱臼偽関節等・併合7級・1900万円を回収した事例

1被害者の属性

80代女性、主婦

2事故の態様

信号のある交差点で青信号横断中に右折してきた普通自動車が衝突した

3傷害の態様

右大腿骨転子部骨折、肺動脈塞栓症等

4保険会社の提示

症状固定直後の受任のため保険会社からの事前の提示なし

5当事務所受任後の解決

受任後、まず後遺障害の等級を確定させるため自賠責請求を行い、主たる症状であった右股関節骨折後の偽関節について8級9号、機能障害について10級11号とそれぞれ認定されたほか、事故後入院中に生じた静脈血栓についてフィルターを挿入し終生にわたり抗血栓薬療法を継続する必要があったことから13級11号の認定を受け、全体として併合7級の認定を受けました。

後遺障害認定結果を前提とした保険会社との協議では、当初ご高齢の家事従事者であったことから休業損害等が争われましたが、配偶者が事故以前に要介護認定を受け同居の被害者がその介護を行っていたことなどから事故により被害者が行っていた家事に支障が生じたことが比較的明確であったこともあり、概ねこちらの主張を容れる形で示談が成立しました。

最終的に、既払の治療費等を除き、自賠責保険金分と合わせて約1900万円での解決となりました。

 

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