外傷性頚部症候群(がいしょうせいけいぶしょうこうぐん)頚部捻挫、むちうち症等

1 傷病名

外傷性頚部症候群、頚部捻挫、頚椎捻挫、むちうち損傷など
whiplash injury

2 傷病の原因等

交通事故の場合は、車に追突されたりするなどの強い外力がかかることにより、頚椎に強い力がかかることによって発生します。
交通事故の中では一番多い傷病です。

3 症状

頚部の疼痛、こり、しびれ、可動域制限、重さ感、頭痛、めまい、吐き気、難聴等の症状がでることがあります。

4 治療内容

薬物療法、理学療法等がありますが、受傷初期の段階では安静にすることも重要です。
頚椎カラーは、長期にわたり使用することの弊害が指摘され、使用する場合でも短期間にするなど、医師の指示に従うことが大切です。

治療期間等は、様々であり、多くは2,3ヶ月で症状が軽快する人が多いようですが、半年、一年あるいはそれ以上通院してもよくならない人もいます。半年以上通院を続けなければならないような重い症状の場合は、むちうちであっても後遺障害等級に該当する可能性があります。

レントゲン、MRIは必ず撮影してもらいましょう。
ただし、画像上の異常所見が必ずしも得られるわけではありません。

5 後遺障害

事故後、半年以上経過しても、症状が続く場合に後遺障害の対象となります。

レントゲンやMRIで異常所見が見られない場合でも、後遺障害に当たる場合もたくさんあります。

症状の重さ等は、通院の態様等から客観的に判断される傾向にあります。

仕事で忙しくて、通院できなかった、辛いのを我慢していた、という方はよくいますが、後遺障害の認定に当たっては、このような事情は考慮されにくいと考えられます。

神経症状により、後遺障害等級14級9号または12級13号に該当する可能性があります。


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