くも膜下出血(外傷性)

1 傷病名

くも膜下出血(くもまくかしゅっけつ)

2 傷病の原因等

頭部の構造は、外側から①頭皮→②頭蓋骨→③硬膜→④くも膜→⑤軟膜の順で包まれています。 硬膜のさらに内側にあるのがくも膜です。くも膜下出血という傷病名はよく聞かれたことがあると思いますが、交通事故のような外傷性の場合にもくも膜下出血は発生します。

3 症状

くも膜下出血の特徴的な症状は、「バットで殴られたような頭痛」、「頭が割れるように痛い」と形容されることがあります。突然の頭痛や嘔吐、悪心なども症状としてあげられます。 一口にくも膜下出血と言っても、その程度は様々です。 症状が重い場合は、意識障害を起こしたり、片麻痺、動眼神経麻痺等の神経脱落症状が出ることもあります。頭部CTにより診断がなされます。

4 治療の内容

症状によりますが、外傷性の場合は、手術がなされることも多いようです。  

5 後遺障害

高次脳機能障害として、1級から14級に認定される可能性があります。 詳しくは、高次脳機能障害のページを参照下さい。 高次脳機能障害の場合は、1年から1年半で症状固定となります。


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