急性硬膜外血腫
1 傷病名
急性硬膜外血腫(きゅうせいこうまくがいけっしゅ)
2 傷病の原因等
急性硬膜外血腫とは、頭部外傷による頭蓋骨骨折に伴い、頭蓋骨と密着している硬膜表面の動脈が切れて、頭蓋骨と硬膜の間に血腫ができる状態を言います。 交通事故においても、歩行中に車に衝突して、どこかに頭部を強く打ち付けるなど、頭部に直接強い衝撃が加わった場合に発生します。
3 症状
受傷時に、一時的に意識障害を呈し、その後いったん意識は回復して意識清明となった後、徐々に血腫が増大するにつれて、脳幹への圧迫が起こり、意識の低下をはじめます。 頭痛、片麻痺、昏睡状態となることもあります。早期に発見・対処することにより、予後は良好となります。 頭蓋骨の骨折はレントゲン検査でわかりますが、血腫の状態を確認するには、CTが有効です。
4 治療の内容
症状が軽い場合は保存的療法がとられます。血腫の大きさと症状の程度によって、開頭血腫除去術が行われます。脳損傷を伴うか、発見した時期はいつか、血腫の増大が休息かどうかにより、手術がなされるか、あるいは後遺障害が残るかが変わります。
5 後遺障害
脳損傷を伴うなど、後遺障害が残る場合には、高次脳機能障害として、1級から14級に認定される可能性があります。 詳しくは、高次脳機能障害のページを参照下さい。 高次脳機能障害の場合は、1年から1年半で症状固定となります。
- 脳挫傷
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- 急性硬膜外血腫
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- 半月板損傷
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