脳4・70代女性・横断歩道歩行中・高次脳機能障害で5級2号・3100万円回収した事例

 

1被害者の属性

 70代女性、家事従事者(年金生活者)

2事故の態様

 信号のある交差点を横断歩道を青信号で横断中に、右折してきた自動車にはねられた事案。

3傷害の態様

 両側前頭葉挫傷、脳梁挫傷、急性硬膜下血腫、外傷性くも膜下出血など。

4保険会社の提示

 当事務所受任時点では保険会社から本人に対しては具体的な提示がされていませんでした。

5当事務所受任後の解決

 当事務所が受任したのは、まだ被害者の方が入院中のことでした。症状固定前に、医師と面談し、本人や家族とも打ち合わせを繰り返し、症状固定後に自賠責の被害者請求をしました。

  高次脳機能障害が残っており、記憶障害、見当識障害、計算能力の低下、感情の起伏が激しくなる、などの障害が残りました。

特に高次脳機能障害の場合は、家族と病院関係者と打ち合わせを繰り返し、症状を正確に把握することがまずは重要となります。高次脳機能障害は、寝たきりの場合とは異なり、必ずしも全てができないわけではないため、従前の生活状況と細かく比較しないと症状が見過ごされてしまうこともあるからです。

  結果として、自賠責の認定は高次脳機能障害として、5級2号の認定がなされ、自賠責から1570万円回収しました。

  その後、保険会社と交渉しました。将来的に孫の世話をすることになっていたものの、事故時点ではまだ完全に同居はしていなかったために、一人暮らしと評価されうる被害者が家事従事者と言えるかが争点となりましたが結果的にはこちらの主張が認められ、自賠責の1570万円の他に約1600万円回収できました。

 

 

 

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