40代男性・会社員・8級・腰椎破裂骨折・約2300万円を回収した事例

1被害者の属性

40代男性、会社員

2事故の態様

双方自動車、交差点で青信号直進したところ右方から赤信号無視で直進の車両と衝突した。

3傷害の態様

第1腰椎破裂骨折等

4保険会社の提示

後遺障害の認定を受ける前の時点で受任のため保険会社からの事前提示なし。

5当事務所受任後の解決

受任後、相手方保険会社や病院からの資料収集を行った上で自賠責保険に対しての被害者請求を行い、本件事故による後遺障害として「せき柱に中程度の変形を残すもの」であるとして8級相当の後遺障害認定を受けました。

本件では慰謝料の他、後遺障害の程度及び残存した後遺障害による就労への影響の程度が保険会社から特に強く争われ双方の隔たりが大きかったこともあり、後遺障害の認定を受けた後に保険会社との間で協議は行ったものの早い段階で協議を打ち切り訴訟での対応となりました。

訴訟でも、協議時点で問題となっていた本人の症状の程度や就労への影響を中心に、慰謝料額や過失割合等複数の争点が問題となりました。

本件では現実に本人の収入が減少していないため、逸失利益の割合が問題になっていましたが、裁判所は一定の割合の逸失利益を認めました。

最終的には裁判所から提示された和解案を双方が受け入れ和解で解決となりました。治療費等の既払金を除き約1500万円、先に受領していた自賠責分と併せ合計で約2300万円での解決となりました。訴訟前の協議時点での保険会社の提示が既払金、自賠責保険金を除き約15万円であったことからすると、訴訟を行ったことで約1500万円の増額となりました。

 

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